ZELDA.

最後の時が来るまで
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暗くて、痛くて、閉じていた目を開いた。



でも、まだ暗くて体全身が痛い。




ここは一体どこ??




「な、んで……

…っ!!」




ふと隣にある物体を触ると
手にヌルっと血がついたのがわかった。




それはリンクだった。





「り…リンク…、リンク!!」




思い出した。
私とリンクは、山へ行った帰りに誤って崖から落ちたんだ。



「やだ…、リンク!!」



『…ん、…絵里??』



「…っ、よかった…、生きてて…よかった…っ」



『はっ何…、言ってんだよ…』




リンクが腕を伸ばしてきて、私の髪に触れる。




『絵里も、…無事でよかった…』




こんな時でも、私の心配しかしないリンク。



「っ……ふっ…リンク…私たち、死んじゃうの…??」



『ばか、…死ぬわけないだろ…』





こわい、こわい、こわい…




涙が次から次へと溢れてくる。


死がとてもこわい。




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