ZELDA.
□キミだけを"愛してる"
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「そうだよっシャッドくんってとっても面白い人だね!!」
『え…??』
「初めて会ったけど、人見知りの私でもすごく沢山話せたし
シャッドくん、頭良さそうに見えて面白くて……!!」
最後まで言い終わる前に私の唇をリンクが奪う。
強引なキス。
まるで、怒りをぶつけてきたような…
「ふぁっ…リ…ンク…いきなり…な…」
『絵里、俺よりシャッドの方が好きになった??』
「は…!?何で…そうなるの!?そんな訳ないじゃない」
『嘘吐け、どうせシャッドにドキドキしたんじゃないの??』
あまりにもいつもののリンクと違って涙がこぼれた。
「どして…そんなこと…言うの??
私が…っ好きなのは…リンクだけだよ!!」
泣きながらそう言うとリンクは強く抱きしめてきた。
『ごめん!!泣かすつもりはなかった…』
「リンク……」
『ただ、俺が勝手に…なんていうか…その…』
真っ赤になりながらゴモゴモ言うリンクが可愛くて、ちょっとだけ意地悪したくなった。
「リンクのばか!!
ちゃんと言ってくれなきゃもう知らないっ」
リンクは眉を八の字にした。
ふふ、さっきまであんなに怖かったのに幼く見える。
勘弁したかのようにリンクの口が開く。
『……ただのヤキモチ//言わせないでよ!!
俺ばっかり絵里のこと好きすぎて悔しいしっ』
ドキンっと心臓が跳ねた。
そんなの…
「私だって、リンクと同じこと思ってるよ」
『絵里…』
リンクと見つめ合う
そして甘い甘いキス。
今度は優しくて、じわじわと唇から全身が熱くなっていく。
「リンク…愛してるよ」
『俺も、愛してる…
俺以外の男なんて見ないでよ』
「…!!はい//」
キミだけを"愛してる"
ずっとあなたしか見れないよ。