ZELDA.
□ちゅっとして
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男の子って好きな子とちゅーやらなんやらしたいと思うはず。
だって女の子だってそう思うもんっきっと!!
なのに…私の彼氏、リンクはそういうの苦手そう…
キスなんて程遠いよなぁ…。
「絵里、どうしたの??ボーっとして」
「えっあっごめん!!何でもないよっ」
そうだった。
今リンクとハイラル城下町のテルマさんの所に行く途中なんだ。
あ〜あ、
キスしようなんてたったの5文字、でもなかなか喉が開こうとしない
しかも恥ずかしいし…//
「絵里??さっきからなんか変だよ??」
「へっ!?」
私ったら態度に出しちゃってたのかなー…
「なんか考え事??」
「えっいやっ…えっと…」
あんな変態みたいなこと言えないよーっ
恥ずかしさに耐えられなくてリンクの服をつまんだ。
もうこの話は忘れてー!!
…なんて心の中で叫んでみたり…
「??言ってくれなきゃわからないって」
うっこれって…正直に言うべき??
でもでもそれで幻滅されて別れるなんてなったらどうしよう!!
「なに??」
優しいけどちょっぴりきつい口調で聞かれて私は観念した。
「リンクと…キっキスがしたいって…考えてました…」
自分の顔が赤くなるのがわかった。
リンクの顔もどんどん赤くなってきてた。
「あの…リン…っ!!」
喋ろうとした私の唇に彼の唇が塞いだ。
「…んっ…はぁっ…」
すぐに終わったけど…なんかすごく柔らかくてリンクとの距離が0だった…//
「リンク…急にどうしたの…??」
「ごめん、絵里が可愛すぎるから…つい//」
ちゅっとして
(絵里って意外とそんなこと考えてたんだね、かわいい)
(…っ//)