Digimon.

Good by love
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あの失恋から何年経ったんだろう。


私は、大学3年生になっていた。



「絵里〜、合コン付き合ってくんない!?」



「え、イヤだよ。なんで??」



「お願いっ!!絵里可愛いから絶対盛り上がるのっ」



「……は??」


結衣は嫌がる私をよそに、強引に参加させられた。





「はぁ〜…」




結局合コンに来たものの、結衣はもう男をゲットしたらしい。



私は1人ぼっち。
なんか、惨めな気分…。





『どうしたの??ため息ついちゃって、暇??』




「え??いや、そんな…」




『隣、いい??』




そう笑ってきた顔がなんか懐かしい。

高校の時にずっと好きで、でも、フラれちゃったけど…


たしか、名前は…





「太一…」



『あれ、俺、名前教えたっけ??』



「えっ…」




太一…、八神太一だ。




『まぁいいや、

キミの名前も教えてよ』






えっ、どうしよ…

名前なんて言ったら、今度こそバレちゃう。




「絵里〜
私、先に帰るねーっ!!」



ベロベロに酔った結衣が、男の人と2人で帰って行った。




あ、てか…名前…





「絵里ちゃん…って言うんだ、かわいい名前だね」




…うそ、覚えてないの??


安心した気がしたけど、心は少し痛む。




「あり、がと…」




太一にとっての私は、所詮そんなものだったんだ。




グラスの中のお酒を一気に飲む。

だんだん目の前がクラクラして、太一の肩に頭を預ける。




『絵里ちゃん、その目ヤベー…
そそられるんだけど』



そのまま太一に手を引かれ、ホテルに入っていった。






それからの記憶はうろ覚え。



たくさんお酒飲んで、……なんだっけ??





気がついたら知らない場所で、フカフカなベッドの上に寝てた。


隣には、太一。




そっか、繋がったんだ、私と太一。



『おはよ、絵里』




いつの間にか、私を呼び捨てにしていて。




『改めて言うけど……


俺、絵里を好きになった
付き合ってください…』





嬉しい…






きっと、昔の私なら、すごく嬉しい。



でも、



「ごめん…」





そう言って服を着て、すぐに出て行く。



なぜか、頬に温かい涙が伝う。




この恋はもう、過去なんだ。




Good by love




私はあなたが好き…、だった。

















あとがき

かなり駄文でした…
内容めちゃくちゃですね…申し訳ありません。
何かありましたら、拍手等でお知らせください(^^)

2011.11.5 美紗







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