Digimon.

心揺れる笑顔
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「ねぇっ高橋さんと八神君って付き合ってるの??」



「えっ??付き合ってないよ」



私と太一は仲が良い。
でも、それは友達として…。



私は太一のことを好きって言う感情で見てるけど、きっと太一は違う。





「なんだぁ〜ありがとね〜」




付き合ってないと言うと
つまんないって子と、喜ぶ子に分かれる。



喜ぶ子は大抵、太一のことが好きだ。








『絵里、どうした??変な顔して、』



「あ、太一…」




気持ちが顔に出てたらしい。
背中をパシッと軽く叩かれた。




「あのね、また太一と付き合ってるの??って聞かれたのっ」



『……』




…あれ??、いつもなら"またかよー"って返してくれるのに。




「太一……??」




思わず下を向いていた顔を、太一の方へ見上げようとした瞬間、
太一の大きな手がポンっと私の頭の上にのった。





『なぁ、俺ら付き合わない??』



「…なっ!!…え、」



『俺、絵里のこと好きだし…』




唐突すぎて戸惑う。
いきなり…しかもこんな流れで…。




『絵里は俺のこと、嫌いか??』



「そんなっ…訳ないけど…」



『じゃあ、決まりだなっ』





太一は、ニカって最高のスマイルを向けて言った。



心揺れる笑顔




(その笑顔が反則すぎる…//)











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