Digimon.
□Kiss Me
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キスをすればするほど、その人のことが好きになるらしい。
寝転がりながら雑誌を見ている太一にそう言うと…、
『ははっなんだ、それ』
「そうやって笑うけど〜ホントなんだよっ!?」
『別に疑ってはねーよ』
そのまま太一は雑誌に目を戻した。
…なんか、見捨てられた気分。
「ふんっもういいよー」
『何怒ってんだよ』
「別にー!!」
バカ太一っ!!
私はコップに入ってるジュースを一気に飲みほす。
『おい、絵里』
「なに??」
振り向くと太一の顔がドアップにあった。
びっくりして少し後ろに下がってしまう。
「なっ…なによ…??」
『俺は、絵里とキスするとさ……』
太一はそう言いかけてから私の唇を塞ぐ。
「……んっ…」
少し長いキスをすると、太一は唇を離す。
『もっと好きになるし、もっともっと絵里が欲しくなる』
「た…いち//」
突然すぎてびっくりしてるけど、なんか嬉しい気持ちもある…。
『それほど俺の頭ん中は、お前しかいないんだよ』
ぎゅって私を抱きしめる太一はすごく優しくて気持ちいい。
「ふふ、大好き」
『俺も…、絵里のこと大好き』
見つめ合って、もう一度優しいキス。
唇から全身が熱くなるのがわかる。
Kiss Me
唇から好きの魔法がかかる。
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