Digimon.

Kiss Me
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キスをすればするほど、その人のことが好きになるらしい。



寝転がりながら雑誌を見ている太一にそう言うと…、



『ははっなんだ、それ』



「そうやって笑うけど〜ホントなんだよっ!?」



『別に疑ってはねーよ』




そのまま太一は雑誌に目を戻した。

…なんか、見捨てられた気分。




「ふんっもういいよー」



『何怒ってんだよ』



「別にー!!」




バカ太一っ!!
私はコップに入ってるジュースを一気に飲みほす。


『おい、絵里』



「なに??」



振り向くと太一の顔がドアップにあった。
びっくりして少し後ろに下がってしまう。



「なっ…なによ…??」



『俺は、絵里とキスするとさ……』



太一はそう言いかけてから私の唇を塞ぐ。




「……んっ…」





少し長いキスをすると、太一は唇を離す。





『もっと好きになるし、もっともっと絵里が欲しくなる』




「た…いち//」




突然すぎてびっくりしてるけど、なんか嬉しい気持ちもある…。




『それほど俺の頭ん中は、お前しかいないんだよ』



ぎゅって私を抱きしめる太一はすごく優しくて気持ちいい。




「ふふ、大好き」



『俺も…、絵里のこと大好き』





見つめ合って、もう一度優しいキス。
唇から全身が熱くなるのがわかる。




Kiss Me



唇から好きの魔法がかかる。








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