Digimon.
□もっと愛して
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あれから八神先輩とはお付き合いできたものの…
私が先輩に告白して…好きって言ってから…
先輩…は??私に好きって言ってくれたっけ??
いや、言ってない!!
おかしい…私のこと好きじゃない??告白に断れなかった??
いやいや、先輩はそんな人じゃないけど…不安すぎる。
「先輩っ帰りましょ」
「おうっ」
いつもサッカーの練習が終わると先輩と帰る。
そして今日は絶対に好きって言ってもらうっ!!
「先輩っ好きです」
「なんだよ…急に」
「先輩は私のこと好きですか??」
「うんっ」
うんって…。
先輩…真面目に答えてくださいよ…
「何変な顔してんだよ」
ムスッとした顔をしたら先輩がいつもの笑顔で言ってきた。
いつもだったらこの笑顔にやられて諦めるけど今日は頑張る!!
「先輩っ!!私のこと好きって言ってください!!」
「はっ!!絵里、何言ってんだよ//」
「だって先輩に好きって言ってもらったこと一度もないですもんっ!!」
「えっ!?そうだっけ??」
そう言って先輩は二ヤッと笑って
「じゃあ絵里は俺のこと太一って呼んでよ、先輩つけないで」
「えっ!!でも先輩は先輩だし…」
てか呼び捨てでなんて恥ずかしくて絶対呼べないしっ//
てか…なんでそうなっちゃうの…!?
「それじゃ俺も言わねー」
「わっわかりました!!言いますよっ」
せっかく先輩が好きって言ってくれるんだから私も頑張って言うぞ!!
「じゃ、早く言ってよ」
「そんなすぐには…//先輩が先に言ってくださいっ」
「絵里、好きだ」
「えっ「はい、俺言ったから言って」
えー!!ずっずるすぎる!!
たしかに好きって言ってくれたけど…ドキドキして声がまともに出ないよー//
「さぁ言えっ」
頑張れ頑張れ!!私!!
「たっ…//たぃち…」
うわぁー//恥ずかしい//
穴があったら入りたいはまさしくこのことだぁ//
「ハ八っぎこちないなぁ…でも嬉しいぜ」
「はっはい…//」
「愛してるよ、絵里」
「っ!!//」
もっと愛して
(絵里がムスッとした顔見るの楽しかったのになぁ)
(…それって遊んでたんですか??)