Digimon.
□大好きっ先輩!!
1ページ/1ページ
今日は大好きな大好きな八神先輩とデート。
…いや、デートっていうか買い物かな…。
一応、サッカー部のマネージャーとキャプテン。
今日はサッカー部で必要な品物を買いに行くんだ。
「高橋っ待ったか!?」
考えてたら八神先輩来たーっ
「いえっおはようございます!!」
「おはよう、じゃあさっそく行くとすっかぁ!!」
なんかやっぱり周りの人たちから見るとこれはデートだよねっ。
別に兄妹とかには見えない…よね??
「なんだよ、さっきからキョロキョロして」
「えっ!?いや、人がたくさんいると思って…」
「だよな、お前ちびっこいから迷子になんなよなぁ」
「ひどいーっそんなことないですよ!!」
「ハハっじゃあ迷子対策として…手繋ぐか??」
「えっ!!」
ててて手っ//
そんな…贅沢すぎます、先輩!!ただでさえ2人きりなのに…//
「あっもしかして嫌だ??」
「いやっそんなことありません…喜んで…」
喜んでって…私、
何言ってんだか…。
キュっと先輩と手を繋いだ。
大きくて指が長くて…うわっ緊張して手汗かいてきた…。
恥ずかしい…//
「高橋ってさ、好きな奴とかいるの??」
「えっなっなんでですか!?」
「いや…サッカーのことあんま詳しくないのにどうしてマネージャーなんだろうって思って」
うったしかに私、全然サッカーとか興味ない…。
でも、それはあなたがいたからです!!
…なんてことも言えないー!!
「言いたくない??」
さすがに…八神先輩だなんて言えないよ…。
だって八神先輩はテニス部の空先輩が好きって噂も聞いたことあるし…
この関係を崩したくない…!!
「高橋…??ごめんっそんなに悩むならいいよ??」
言っちゃおうかな…でも…うーん…。
「あっあのっ…」
「ん…??」
八神先輩が中腰になって私の顔を覗き込む。
距離が近くて心臓がバクバクしてる。
「私っ…八神先輩が好きなんです!!だからサッカー部のマネージャーもやったんです…」
「え…」
先輩…やっぱりちょっと困ってる…。
そりゃそうだよね…
「ごめんなさい!!急にこんな告白…忘れてくださいっ」
なかったことにしてもらおう…。
こんな気まずい雰囲気は絶対にイヤだもん…!!
「ごめん、」
「だっ大丈夫で「忘れることできない」
えっ…
「どっ…どういうこと…ですか??」
「そんな可愛い告白、忘れられないって言ったんだよ//」
先輩…顔真っ赤っかだ//
「何お前顔赤くなってんだよ!!」
「せっ先輩だって//」
思い切って告白してよかったぁ//
先輩のくしゃくしゃな笑顔、かわいい…。
「絵里
って呼んでいいか??」
「もっもちろん!!」
そう言うと先輩は私の頭を撫でてから優しく抱きしめてくれた。
大好きっ先輩!!
(俺がどれだか絵里のこと見てたか知ってたか!?)
(知らないですよ//)
(昨日だって歩きながら本読んでドアに衝突してたしなぁ)
(みっ見てたんですか!?//)