Digimon.

シャボン玉
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シャボン玉は頑張ったものだけが高く飛ぶ。


恋も一緒??
頑張った人が勝つんだっ

私はそう信じたい。






「ヤマトっおはよ〜!!」


「絵里!!おはよっ」


「今日も放課後、どっか行く??」


「ごめんっ今日はバンドの練習あんだよ」


「そっか頑張ってね!!」


「おうっ」




自分で言うのもなんだけどヤマトと私はすごく仲がいい。

ヤマトがバンドのない日は、2人でどこか遊びに行くほどの仲だもんっ!!


私はヤマトの友達。


だけど私はヤマトにとって特別な感じでもあるって思っていつかきっと付き合えるって浮かれてたから…

きっとバチがあったんだ。








「俺、空のことが好きなんだ!!」



「ヤマト…!!私もヤマトが好きなのっ」



私がいつものようにヤマトのクラスに行こうとした時だった。
私はそっと廊下のドアに隠れた。



そう…だったんだ…ヤマトは私のことなんてちっとも見てなかった…。
ヤマトがいつも見てたのは私の隣にいた親友だったんだ。


私ってなんでこんなにタイミングが悪いんだろう。
こんなところ見たくなかった…



涙をこらえながらその場から去り自分の教室に向かった。


心の奥がポッカリ空いた感じがして…机の上に伏せた。











「あっいた!!絵里っ」


「ヤマト…」

なんで…こんな時にくるのよ…どうせ…



「話したいことあって…あのさっ…」

少し顔を赤らめてるヤマトを見るのが辛い…
だめっ泣いたらだめだよっ!!



「知ってるよ…!!空と付き合うことになったんでしょ…おめでとうっ…!!」


これ以上喋ったら泣いちゃう…。


「ありがとうっ//」


ヤマト…すごく幸せそうな顔してる。



「うん…、私帰るね…バイバイ…!!」


「じゃあなっ!!」




そう言って手を振るヤマトが
キラキラしててかっこよかった。






大好きだよ、ヤマト。







シャボン玉

(私のシャボン玉は途中で割れてしまったんだ)


 

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