Digimon.

ちっちゃな幸せ
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「光子郎君、おまたせっ!!」



『あっ絵里さん、おはようございます』




今日は光子郎君とデート!!


最近、試験やらなんやらで全然遊べなかったから…


すっごく久しぶりのデートだ。




「光子郎君、じゃあ行こ??」



『…えっ!?あっはい!!』



「どうしたの??なんか、挙動不審…」



『いえっ!!何でもないです…

早く行きましょう!!』



「なに??気になるよー」



『なっ何にもないんで…//』




そう言いながらも、顔が赤くなって目が泳いでる。




あ や し い





「なになになに!?教えてよ、いじわるっ」

私が少し怒るように言うと、光子郎君の口が開いた。  




『……いくて』



「…え??」




『絵里さんの私服姿が、いつもよりかわいくて…

めまいがしそうなんです…//』




「……なっ//」




光子郎君が真っ赤になりながらそんなセリフ言うから、
私までキュンキュンして顔が熱くなる。




「…いや、光子郎君の方が反則だから…//」




『え…??』




「そんな顔して言われたら…見とれちゃう//」




恥ずかしい、恥ずかしい//


いつまでたっても、
こういうのには慣れない

だから友達からは"初々しいね〜"なんて言われるけど。




『絵里さん、』



「ん…??て、えっ!?」



ぎゅって抱きしめてくれた。
周りに人がいるのに…!!



てか、普段だったら絶対ありえない!!




「どっ…どうしたの!?//」



『絵里さん…カワイすぎます』





ホントに今日はすごく素直な光子郎君。

心臓かゆいよ//



…でも、こういう気持ち知ってる。




「大好き、光子郎君」



『僕も大好きです』





こういうのを、幸せって言うんだよね。





ちっちゃな幸せ




(でも、周りからの視線が痛いね)
(…たしかに//)




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