*大切なもの

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雷雷軒を出てから10分…
商店街に出た…

なぜか、人はあまり歩いてなかった…


?「通してください!」


いきなり男の声が聞こえて
そっちに目を向けた…

そこには不良に
絡まれている少年がいた…

背てきに、小学生くらいだろうか…

とにかく、助けてやるか……


?「どいてください!」

「金出したら、どいてやるよ」

?「あんた達に出すお金なんかありません!!」

「んだと糞ガキ!?」

『糞ガキはお前らだろ』

「あぁ!?誰だて……!?」

『誰だてめぇ?って言おうとしたのか?え?』

「あ…ぁ……あんたは…"白バラ"のユキ!?」

『なんだ……知ってんじゃねぇか…』

?「……ぇ…??」

『ふっ…チリにしてやる、よ!!!』

「ふぐっ!?」


唖然としていた不良達の腹に
ドスッという重たい音を鳴らした
パンチを食らわした…

他の奴らにもそのパンチを食らわした

やはり弱い奴らで、
たった一発のパンチで
気絶してしまった…


?「………す、すごい……」

『……………』


ちらっと少年の方を見た…
身長的に小学生か…


?「あ、あの……ありがとうございました!」

『…あぁ…じゃあな……』

?「あ、はい!!」


少年の前から去り、
雷門に向かった…


そして、少し歩いた矢先に
円堂が走っていた……

その円堂は俺に気づいたのか、
俺に向かって走ってきた…


円「おはよう!草羅妓!」

『…………あぁ…』

円「こんな朝早くどうしたんだよ?」

『……別に』

円「雷門に行くのか?」

『………まぁ』

円「お前も!?実は、俺もなんだ!」


円堂の話しによると、
俺とまったく同じ事を言われたらしい

響木監督は
俺だけじゃなく、いろんな人を
呼んだと考えられる。


円「草羅妓も響木監督に呼ばれてたんだな…」

『それより……後ろ』

円「あぁ。気づいてたけど……」

『待ち伏せしろよ』

円「じゃあ、あそこの道に曲がろう」

『………………』


薄々、気づいてたが
後ろから人がついてきてた…

円堂も気づいてたらしく、

すぐ側の道で曲がり、
待ち伏せをすることにした


『……曲がるぞ…』

円「あぁ」


少し急ぎ足で道に駆け込んだ…

すると作成通り、
付いてきていた奴も
その道に入ってきた…







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