黒き影とともに

□休日
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‐チャットルーム‐

折原臨也、復活!

折原臨也『この前の集団暴走族事件とセルティ達の事で聞きたい事がある』

九十九屋真一『お。来たか。いらっしゃい。名前がお世話になっているね』

折原臨也『挨拶は結構だ。……結局の所、あの時、何が起こってたんだい?』

九十九屋真一『名前に聞けばいいじゃないか。その場にいたんだから』

折原臨也『何も教えてくれないんだよ。何を訊いても、「秘密」の一点張りだ』

九十九屋真一『おやおや、なつかれていないのかい?俺には話してくれたんだけどなあ』

折原臨也『なに!?』

九十九屋真一『ハハハ!名前は賢いからね。まあ、そういう風に育てたのは俺なんだけどさ』

折原臨也『お前が育てたわけじゃないだろ』

九十九屋真一『情報屋としての名前を育てたのは俺だ。君よりも先に名前の才能に気付いたのも俺』

折原臨也『……』

九十九屋真一『なんだ、嫉妬かい?』

折原臨也『うるさい』

九十九屋真一『まあ、確かに名前はいい女だからね。知ってるかい?ジャックランタン・ジャパンの社長が、しつこく名前をスカウトしたことがあるのを』

折原臨也『それは知ってるよ。名前は羽島幽平と仲がいいからね。その繋がりで社長と知り合ったんだろう』

九十九屋真一『そうそう。あの頃はまだ俺のもとで修行をしていたときでね、顔がバレるのはNGだからって断ったんだ』

折原臨也『あっそ。そんなことより、本題に戻れ』

九十九屋真一『そうカリカリするなよ』

折原臨也『してない』

九十九屋真一『してるじゃないか。羨ましいんだろ、俺が。君より名前のことを知ってるのが気にくわないんだろ』

折原臨也『茶化すのはやめてくれ。さっさと本題に戻ろう』

九十九屋真一『わかったよ。実際の所、俺も話したくて仕方ない』





















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