ウカレモノ

□嫉刀『咎』
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私は、とがめ。
正式には、尾張幕府家鳴将軍家直轄預奉所戦所総監督――奇策士・とがめ

私の刀――虚刀流七代目当主・鑢七花――についての、私の愚痴。
不愉快な愚痴を聞いてくれる者など居らぬだろう

だから。
僅かに余った報告書の余白――書いた後は破いて捨てるつもりだ――に、綴ってやるのだ

これを読んでいるということは、そなた――拾ったのか?
悪いことは言わん、読むな

……まだ捨てぬか。
では、注意書は――余白にも限りがあるし――これくらいにしておこう
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