捧げ物

□平行線が交わる時
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※お嬢様と執事パロ

原作全く無視ですので閲覧には気をつけてください




−−−−−

「お嬢さま、お風呂のご準備できました。」

いつも通りお嬢さまの自室の前へいきお嬢さまを呼ぶ

「ご苦労様です。」

いつも通りの返答

俺がお嬢さまの執事となってから今日まで俺とお嬢さまの距離は平行線だ。

聞くところによるとお嬢さまはこの朽木家へ養子に来たとか。

お嬢さまの過去になにがあったかは知らないが、長い間ほとんどの時間を一緒に過ごしているのだ。

いい加減心を開いてくれてもいいものを。

そんなことを思っていると

「すみませんが、石鹸が無いのですが。取っていただいてもよろしいですか?」

「もっ申し訳ないです!!すぐにお渡しいたします」

石鹸を置いてないという大失態をおかしてしまうなど、はじめてのことだった。

そもそもお嬢さまがお風呂に入っているときに俺に声をかけるなどありえないことだ。

俺は相当あせっていたんだと思う

俺は勝手にノックもせず風呂の戸をあけてしまった

「もっ申し訳ありませんでした。せっ「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

お嬢さまはバシャッという音ともに全身を湯船に沈めた


「たったわけ!!!貴様なにをしておる!!ノックぐらいせんか!!わっ私は今・・・///ふっ風呂にはいっておるのだ!!わからぬか///」

普段のお嬢さまからは考えられないお言葉

「・・・ルキアお嬢さま?」

本当にこのお方が俺の使えるお嬢さまなのか俺は呼んでみる

「なっ!?なんだ?」

「言葉使い・・・」

「はっ!?」

しまったとでもいうように自分の口をおさえるお嬢さま

おもわず笑ってしまう

「なっ何を笑っているのですか?」

すねたように頬をふくらませるお嬢さま

「そのままの、素のお嬢さまでわたくしはいいとおもいます。」

「なにを・・・」

「ですから・・・」

お嬢さまの耳元で俺はこう囁く

「もうちょっと俺に心を開いてください。いつも閉じこもってばかりいないで、俺に心を開け。俺はお前とずっと一緒にいるんだ。」

そして俺はお嬢さまの髪を耳にかける

「ちょっ///」

「どうです?心、開いてくれますか?」

「あっあたり前だ///わっ私は貴様の主だぞ。それに私は別にお前に心を開いていないわけではない。・・・冬獅朗の前では調子が狂ってしまうのだ・・・///」

お嬢さまは耳まで真っ赤にしながらうつむいている

「お嬢さま・・・」

あぁ。

気づいてしまった。


俺はお嬢さまに惚れてるんだ。

END
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