Love

□愛のかたち
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翌朝9時半。



起きてゆっくりご飯を
食べて身支度をし、

街へと出た。



ぶらぶらと歩きながら
すこし買い物をしていて、

ふと携帯を見る。



着信。
日本にいる母親から。



何?珍しいってゆうか



私が韓国にいるときに

電話なんてしてきたことない。



それも、着信6件。



――何かあったんだ。
直感でわかった。



かけなおすと母はすぐに出た。



「お父さん、倒れた。
いま意識ないの。

あんた、帰ってこれる?」


お母さんは冷静だったけど
声が震えていた。




じよんが頭をよぎったけど
私はすぐに返事をした。



「飛行機とってみる。
また連絡するから」



急いで問い合わせると、

夜10時すぎの
飛行機がとれた。



夜10時。



じよんとの
待ち合わせの時間。



どうしようか迷ったけど、


いるかどうかも
わからないけど、



気付けば私は
彼の宿舎に向かっていた。


このときすでに4時。


いますように。
どうか、会えますように。


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