青き夢
□アイジョウの証明
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sideS
「サースケー。聞ーてるんだってばよー!?」
ウスラトンカチの能天気な声にイラッとする。
「聞いてるよ。ったく…。それがどうしたって言うんだこのウスラトンカチ」
「うっわご機嫌ナナメだー…。もしかしてサッちゃん今日はブルーデー?」
「死ね!!」
マジにクナイを抜いて切りかかる。
本気でムカつく。
こっちは、こっちはまだHすらもしてないっていうのに!!!
回数が少ないくらいで愛が少ないとか悩みやがって!!
ナルトの顔の横にクナイを突き立てて、最後通牒をつきつける。
「もう一度聞く。それがどうした」
「超コエー…」
ぼやきは無視した。
「そもそも、何故そんな話をオレにする」
「えー…だってサスケ、カカシ先生とラブラブだってカカシ先生が言ってたから…」
あのウスラトンカチいつか殺す。
なんかもう目眩がしたのでクナイを抜いて「あいつの言うことはすべからく嘘だと思え」という言葉と共にナルトの腹の上に座った。
「ちょっ…サスケ!!重いっつか内臓出るってばよ!!」
「じゃあ出せ」
両手で遠慮なくグイグイ押してやる。
…本当にこのバカは。
名の通り周囲を振り回しまくる。
「もういいってばよ!!サスケなんかに聞っかねー!!カカシ先生に聞ーてやるもんね!」
捨て台詞を残してうずまきというより竜巻が去った。
「…はあ…。イルカ出てこい」
すでにバレバレの気配に冷たく話しかける。
「バレたかー…」
頭を掻きながら出てくるそれに、「バレバレだ」と言った。
「…で、サスケはどうしたらいいと思う?」
「…俺に聞くな」
本当にもう、こいつらは…っ!!