青き夢

□積もった想い
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Lerrers No.17     △月◇日 はたけカカシ様

前回から、また考えた。

オレはガキだ。

命をかけた恋も、一生に一度の誓いもしたことはない。
きっと、ナルトの奴もそうなのだろううけれど、奴にはイルカがいる。


一人じゃない。


それが羨ましく、少し、淋しい。
いや、かなり淋しい。

どうしたんだろう、オレは。

一人でも生きていけるんじゃなかったのか。
自分だけを信じて生きていくんじゃなかったのか。

きっとカカシ。お前のせいだ。

お前さえいなければ、一人を淋しく感じることはなかった。
お前さえいなければ、人を信じたいなんて感じることはなかった!




そ れ は 嘘 だ 。



本当は



人を信じたかった
一人が淋しかった

ずっと、気づかないふりをしていた。

コイ、鯉、恋。
アイ、藍、愛。

コイとは魚ではなかったのか。
アイとは色ではなかったのか。

レンアイとは何なのだろう。

カカシ。オレはお前のことが

好きだ。

好きになって、しまった。

男なのに。教師なのに。。

どうしてだろう。



オレは…
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