book1-inazuma-

□生きてと私に言う貴方が、私の光です
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「よく言ったな。じゃあ精一杯生きよう。今度は、何にも囚われずに。」


「ふっ・・・う・・・わあああああぁぁぁぁ!」


私は初めてあんな大声で泣いた。
晴矢はそんな私を泣き止むまで力強く抱き締めてくれていた。


私、初めて誰かに必要とされたよ。


初めてこんなに強く抱き締められたよ。


初めて、本気で生きていたいと思えたよ。


晴矢。
たくさんの喜びを、ありがとう。


私、頑張るから。


いつか、晴矢のように誰かに喜びを教えられる人になれるように。
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