book1-inazuma-

□その箱の中には
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そして、昼休み。


「風介、昼行くぞ。」
「わ…私は…いい…」
「はぁ?よくわかんねぇけど、委員会でもあるのか?だったら先に屋上行ってるからな。」


俺は俯いている風介にそう言うと、朝もらった包みを手に持ち、屋上へと向かった。


「おっ!今日も誰もいない!天気もいいし、ラッキーだな。」


そう独り言を言い、俺は屋上のど真ん中に座る。


そして、一度深呼吸をして、朝もらった包みを開け始めた。


「ん…?弁当?」


あの包みの中には、お弁当が入っていた。
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