book1-inazuma-

□生きてと私に言う貴方が、私の光です
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私はこの世界にはイラナイ。


父さんの望みを叶えられなかったから。


無理をして虚勢を張って、この始末。


滑稽で、哀れで、惨めな私。


このまま足掻いてどうするの?


もうみんな、私を見てはくれないのに。


消えてしまっていいんじゃないの?


死んでしまっていいんじゃないの?


銀色に輝く刃をそっと手首へと向ける。
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