黒子のバスケ

君に恋焦がれる
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「休憩!」

コーチの声が体育館に響き、帝光バスケ部の一軍の選手たちはホッとしながら動きを止めた。
いつもの事だが、今日の練習もきつい。

選手達が腕で汗を拭っていたら
「お疲れ様です!」
マネージャーの桃井さつきがタオルを抱えて配り始めた。


「虹村先輩、お疲れ様です!」
さつきは一番最初に主将の虹村にタオルを渡す。

「おう、サンキューな桃井。」
虹村はそれを受け取り、笑顔でさつきの頭を撫でた。

その途端、さつきの頬はうっすらとピンクに染まり、嬉しそうに虹村に向って微笑んだ。


その甘い空気に顔を顰めてしまったのは赤司、青峰、緑間、紫原、黒子、黄瀬の六人だ。

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