黒子のバスケ

□坊ちゃまの言う通り!V
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クラスは違うので、さつきと別れて青峰は自分のクラスに、さつきはさつきのクラスに向う。

登校してすぐに机に突っ伏して浅い眠りに落ちていた青峰は
「きりーつ!」
という号令で目を覚まして、寝ぼけ眼で立ち上がって目を見開いた。

教壇には教師が立っている。
そしてその教師の横。
青峰と同じ制服を着た黄瀬と黒子と紫原が立っていたのだ。

口をあんぐり開けている青峰に気が付いた黄瀬が青峰に手を振り、黒子が頭を下げ、紫原は
「峰ちんじゃん。」
と興味なさそうにあくびしてる。

「青峰君、知り合い?」
教師が青峰に聞き、青峰の代わりに黄瀬が
「あ、オレら幼馴染なんスよ!」
と答えた。

「黄瀬涼太よ!」
「かっこいい!
私、このクラスでよかった!」

こそこそ言い合う女子たちの声は、驚いている青峰には聞こえていなかった。
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