黒子のバスケ
□最後に笑うのは
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「さつきは?」
部活が終わった後、部室で着替え終わった青峰は赤司に尋ねた。
いつもなら部室の隅で着替えてる部員達に背を向けながらメモをとってるさつきがいない。
「そういえば主将と何か話していたな。」
遅れて部室に入ってきた赤司が答えるとTシャツを脱ぐ。
「なんでいつも主将はさつきを気にしてんの?」
首を捻っている青峰にその場にいた人みんな目を見開いた。
「桃井を守るためだろうが。
桃井は選手じゃないが、きっと帝光の勝利に貢献するようなマネージャーになる。
他のマネージャーとは違う存在になる。」
驚いた後呆れたように口を開いた先輩の言葉にそんなものなんだろうかと思いながら、青峰はなんでかは分からないけど、もやもやしたものが胸の中に広がっていった。