黒子のバスケ

HYPNOTIC POISON
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桃井さつき…彼女は女らしく美しい見た目に反して、警視庁刑事部捜査1課第2強行犯捜査3係の主任で警部補だ。

灰崎は彼女と同じ3係の捜査員で巡査長。

他に3係には係長で警部の緑間真太郎、捜査員で巡査部長の青峰大輝、捜査員で巡査長の黒子テツヤと紫原敦、捜査員で巡査の黄瀬涼太がいる。

そうして、捜査一課の若き課長は警視の赤司征十郎がつとめている。

黄瀬は一度就職をした後で警察官になったので同期ではないが、黄瀬以外の8人は同期で同年齢、黄瀬も同じ年である。

本来ならそんなことはまずないが、同じ係の捜査員が同期や同年齢で更生されている事と、その検挙率が捜査一課の中でbPであるため、3係の捜査員は『キセキの世代』なんて呼ばれているらしい。

そのキセキの世代の共通の宝物が紅一点のさつきだ。

だから今回の張り込み、さつきの恋人役を誰がやるかでもめた。
なぜか課長の赤司までが現場の張り込みをやると言い張り、もめてもめてうんざりしたような顔のさつきが
「あみだくじ作ったからこれで決めなよ。」
と差し出した紙に名前を書いた結果、灰崎がさつきの恋人役を見事にゲットしたのだが、くじに外れた六人からの圧力が半端ない。

赤司と緑間は責任者で現場にいないのに、なぜかやつらからの殺意まで感じる…そんなことを思いながら灰崎はさつきとくっつきつつ、周りを見回す。

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