黒子のバスケ

姫君と騎士
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白いブレザーに水色のブラウス、黒いリボンタイに裾に白いラインの入った黒のプリーツスカート。
真新しい制服姿のさつきを見た伯父の原澤克徳は満足そうに頷いた。
「似合ってますよ、さつき。」

「伯父さま、ありがとうございます。
それにしても代々続いた男子校を簡単に共学に変えてしまっていいの?」

もう何度もした質問だけれど、転入初日、さつきはまた聞いていた。

「いいんです、君が一人暮らしなんかして危険な目にあったら…その方が僕は辛い…」
そんな状態を想像したのか、目元を手で覆って嘆く伯父にさつきは心の中で
(男子校無理やり共学にして女子一人なんて…その方が私は辛いよ…)
と呟いた。

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