黒子のバスケ

金曜日の情事
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『愛人と会うのは水曜日が多いそうだ。
週の最初から愛人に会うなんてことは罪悪感から出来ないし、土日は妻と過ごすし、木曜日と金曜日は妻と過ごす週末のため残業して仕事を片付けたり、会社の接待で仕事が忙しい。
だから愛人に残されるのは水曜日ってことになるんだそうだ。
それにしても好きな女と結婚できるのに愛人を作る男の気持ちは僕には分からないけどね。
僕は好きな女と結婚できない、好きな女と結婚できるならその人だけを大事にするのに。』
と言ったのは、中学時代の主将で今は父親の会社を継いでいる赤司征十郎だった。

「ふーん、好きな女と結婚できねぇってなんでだ?」
その時青峰は赤司にそう聞き
「赤司財閥の跡取りの僕には政略結婚って道しかないんだよ。」
と笑った。

その時はそんなの関係なく好きな女と結婚すればいいのにと思い、青峰は世界一愛してる奥さん…さつきの顔を思い浮かべ、ずっと好きだったさつきと結婚できた自分は幸せなんだろうと思った。

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