黒子のバスケ

□それでも君に恋してる
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その日の部活後、バスケ部の一年生のうちの何人かが家に帰る途中のコンビニでアイスを買って食べながらその話をしていた。

「青峰先輩と主将が桃井先輩を好きなのは確定事項か?」
「ほぼ確定じゃね?
主将と桃井先輩が仲良くしてると青峰先輩すぐ邪魔しに来るし。」
「でもそれじゃ主将が桃井先輩を好きかどうかわかんなくね?」
「あ、オレ、昨日見ちゃったんだよなー。
青峰先輩にブスって言われて落ち込んでる桃井先輩に『もっ、桃井がブスなら、この世に美人なんかういねぇぞ!』って真っ赤になりながら言った主将のこと。
あの顔は多分、桃井先輩のこと好きだと思う。」
「じゃ、桃井先輩の方は?」
「桜井先輩が前に桃井先輩には他校に憧れてる人がいるとか言ってたよーな…」
「憧れと好きは違うんじゃね?」

一年が盛り上がってる時だった。
道路を挟んで反対側に若松とさつきが並んで歩いているのが見えた。

「おい、あれ…」
二人は肩を並べて歩いている。

「桃井先輩はともかく、主将は寮住まいだろ?」
「じゃ、なんであの二人一緒にいるんだ?」

一年生達はもしかしてデートかなんていいながら二人の後姿を見送った。
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