黒子のバスケ

彼女だけは譲れない
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「お疲れ様!
最近寒くなってきたし、今日はパパが寄せ鍋作るって言ってたから食べに来る?
パパからつれて来いって言われてるし。」

誠凛高校バスケ部の練習が終わった後のことだった。
リコがみんなに言う。

リコの寄せ鍋は勘弁だけど、リコパパの寄せ鍋ならおいしいことを知ってる二年生は行くと答え、それにならって一年生も行くことにしたが、火神だけは
「あ、オレ今日、人と約束あるんで行かねー…です。」
と答え、
「お先に。」
と帰ってしまった。

「おい、一体どうしたんだ、あのメシが大好きな男が。」
「約束ってなんだろうな?」
「誰と…だろうな?」
木吉と小金井が首をかしげているところに日向が投げかけた疑問に全員が固まった。

「……もしかして彼女ができたとか?」
土田の言葉に全員の心が一致した。

「よし、火神のあとをつけよう!」

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