黒子のバスケ
□愛妻家達の幸福
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目が覚めたら、見慣れない天井が見えた。
起き上がろうとしたけど頭が痛くて、さつきは起き上がるのを諦め、とりあえず頭の痛みがおさまるのを待つことにする。
私…確か、コンビニ行く途中に誰かに付けられて…そこまで思い出してさつきは青ざめた。
何かを口元に当てられて気を失って…目が覚めたら見知らぬ天井って…もしかして誘拐されたんじゃ?!
頭の痛いことなど忘れて飛び起きたさつきは、そこが綺麗な部屋だったことに驚く。
本棚、机、テーブル、ドレッサーがあり、インテリアは悔しいくらいさつき好みだった。
寝てるベッドもよく見れば天蓋つきの豪華なものだった。
何これ、一体どういうこと?!
立ち上がろうとして、さつきは右の足首に足かせが付いていることに気がつく。
何これ、どういうことなの?!
慌てて足かせに繋がった鎖を引っ張ってみるけれど、びくともしない。
その時、ドアが開いた。
さつきはドアの方を見て目を見開く。