銀魂

□雨宿り
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「九ちゃーん!
こんなところで何をしてるんでィ?」
「沖田くん。」

茶屋で団子をほおばっていたのは真選組の沖田総悟だった。
自分に向かって手を振る総悟の向かいに九兵衛は座ることにした。

「九ちゃんは何にしやす?」
総悟は九兵衛にメニューを渡した。
メニューをみて白玉パフェを注文すると、笑って九兵衛を見ている総悟に
「君は今日は仕事じゃないのか?
なんでこんなところにいるんだ?」
と聞いた。
総悟は隊服を着ていた。

「見回りしてんですけどねェ、めんどくさくて途中でやめたんでさァ。」
「君はそれでも公僕なのか?」

九兵衛は呆れるが総悟は気にしてはいない。
「そのおかげで九ちゃんに会うことができてラッキー。」
屈託なく笑う総悟に九兵衛は
「何がラッキーなのか分からない。
雨が降ってきて傘も持ってないから茶屋で時間を潰すことになってしまったというのに。」
と顔を顰めた。

「なにか急いで家に帰りたい理由でもあるんですかィ?」

その時だった。
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