銀魂

□Talking is not something secret
1ページ/4ページ

土方は、近藤に九兵衛とプールに行くことを話してしまった時の自分を時間をさかのぼって殴りにいきたくなってた。


将軍のプール遊びを護衛し、おぼれた九兵衛を助けたときに泳ぎを教える約束をした。

その時に
「好きかもしれない」
と九兵衛に言われ、思わず自分も
「お前をいいなと思っていた」
と言ったら返事を聞く前に東城が現れ、若から離れろとか騒ぎだし、結局九兵衛の答えは聞けなかった。

その後は東城の監視が厳しくてなかなか九兵衛に近寄ることはできなかったが、携帯のメールアドレスと番号を渡すことには成功した。

その日の夜、九兵衛からメールが来て、それには助けてもらったことの礼と、本当に泳ぎを教えてくれるのかということが書かれていた。

土方は都合さえ合えばいつでも教えてやると返事をし、九兵衛が一週間後ならあいてると返事を返してきた。


それで土方は少し早いがその日にあわせて今年の夏季休暇を取ることにして、近藤に申請した。

その時に毎年、隊士たちを優先し、最後に夏季休暇をとっていた土方が真っ先に休暇を欲しがったことを疑問に思った近藤に、つい、九兵衛に泳ぎを教える約束をしたことを話してしまったのだった。

近藤はスナックすまいるで妙にトシと九ちゃんがプールに行くから僕らも一緒に行きませんかとか言ってしまったらしい。

それを聞いた妙は、九兵衛の守護神になってしまい、付いてくることになった。
妙が来るなら当然近藤も来る。

ゴリラは有頂天になり、
「俺はお妙さんとトシと九ちゃんとWデートすんだぜ!」
と屯所で触れ回ったことで、総悟にまで知られてしまった。

しかも妙が新八にその話をして、新八から万事屋にもその話が伝わったらしい。


待ち合わせ場所に着いた土方は、九兵衛の他に近藤・妙・新八・銀時・神楽・総悟がいるのを見て愕然としたのだった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ