銀魂

□恋人プレイ
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「銀時、頼む!
僕の恋人の振りをしてくれ!
依頼料はいくらでも払うから!」
目の前で頭を下げる九兵衛の姿を銀時は複雑な想いで見ていた。
なんでも九兵衛には、一週間後にどうしても会わずには断れない見合いがあり、その見合いの相手はなんとしても九兵衛と結婚したいのだそうだ。
でも九兵衛は結婚はしたくない。
それで恋人でもいれば諦めてくれるのではないかと九兵衛は銀時に『恋人の役』を依頼した。
実はひっそりと九兵衛を想っている銀時からしたら『恋人の役』というのは嬉しくもあり、『役』でしかないことが辛くもあり…複雑な気分になるのだ。
でも、九兵衛の頼みを断れないことは、銀時自身が一番よく分かってる。
深いため息を吐いた後、銀時は
「で?
俺はどうすりゃいいの?
見合い会場に乗り込めばいいの?」
と聞いていた。
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