黒子のバスケ

□Never Gonna Leave You〜お前のいない人生なんてありえない〜
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バスケ部員の前でそんなやりとりをしたから、青峰と桃井が付き合いだしたらしい、そんなうわさが翌日には桐皇学園を駆け巡った。
すごい速さで。


けれど、今までだって青峰とさつきは登下校も一緒だったし、同じ部活で部活中も一緒にいるし、校内でもだいたいいつも一緒にいるし、家に帰ってもお互いの部屋に入り浸りだし、当然、他人というか、親たちですら今までと二人は変わっていないと思っているくらいだ。

二人にしてみれば、一緒に部屋にいる時にキスしたりもしてるし、青峰としては当然それ以上に進む気だし、さつきもまだ少し時期が早いと思ってるだけでそれ以上に進むことを嫌がってはいないのだけど、そんなことは外から見えないので、『青峰大輝と桃井さつきは付き合い始めた』といううわさはすぐに消えた。


『付き合ってないだろ、あの二人、前と全然まったく変わってないじゃん!』
が、周囲の人間が出した結論だった。
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