黒子のバスケ

負けるわけにいかない勝負
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その日の夜。

高尾と黄瀬はそれぞれが三人でとったプリクラを見ていた。
さつきを真ん中に、高尾と黄瀬がさつきの頬に自分の頬を寄せている。

これだけくっついても嫌がられなかったんだし、自分はさつきに恋愛感情とはいえないまでも、好かれているはずだ。
だからもっと押していかないと。

ライバルは手ごわいけれど、負けたりしない。

高尾も黄瀬もはさみを手にしていた。

「「こうすればツーショットだもんな。」」

高尾は黄瀬の、黄瀬は高尾の部分をはさみで切り取った。

「黄瀬なんかには負けねぇよ。」
「高尾なんかには負けねぇっス!」

そう宣言して、二人はそれぞれに自分とさつきのツーショットになったプリクラを見て満足そうに笑った。

END

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