☆長編☆
□:第2章:
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―――折原臨也。
あの男にだけは…会いたくない。
少なくとも、今は。
「お嬢ちゃんよぉ、ちょっと来てもらおうか。
この礼は身体で払ってもらわねぇとなぁ!!ハッハッハ」
『―――っ!!』
デュラララ!!の世界に来たことが、あまりにもショックすぎて
この人達のことをすっかり忘れていた。
…どうしよう。
身体…?
…………身体!?
まっ…!!
…私、まだ…///
…嫌だ、こんな変な人達に
私の初めてはあげたくない。
だが
私はもう、両腕を男に取られ
自由に身動きをとれるような状態ではない。
―――誰かっ!!助けて!!
心の中で叫んでも
誰にも届くはずがない。
私は男達に連れられて歩き出していた。
それでも私は、少なからずの抵抗は止めなかった。
それを見た男の一人が、私の口元にハンカチをあてがった。
『―――っ!!』
―――しまった!!
これ!!
睡眠作用が……あ…………る………。
私の意識は、惜しくもここで終わってしまった。
私は、そのまま男に身を預けることになった。