短編小説
□続・ホントノキモチ
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…ボクの名前はピカチュウ、ボクはポケモンでサトシって人間のパートナーだ
初めて、サトシと会ったときはケンカばかりで、ボクはサトシに懐こうとしなかった、けどサトシはそんなボクをケガをしながら命懸けで危機から守ってくれた。
それからサトシと旅を続けるにつれて、ボクはサトシのポケモンでよかったと思うようになった。
サトシはおっちょこちょいだし、負けず嫌いだし、誰よりも子どもだ。
…けど、誰にでも優しく接してくれる。
だからボクみたいにいろんなポケモンがサトシの仲間になっていくのだろう…
ボク達、サトシのポケモンはみんなサトシのことが好きだ。
…そして、今まで一緒に旅をした人間の女の子達も、サトシのことが好きだ、
でもサトシは、恋愛に関しては世界鈍感王選手権があれば間違いなく表彰台に上がるほど疎(うと)い…
だからボクは、当分サトシには恋人どころか、好きな女の子なんて出来ない日々が続くのだろうと思ってた………んだけど…………。
その日は突然、終わりを告げた。