短編小説

□ホントのキモチ
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ヘイヘイダネダネスバスバベイベイ
「うわっ、ちょっとみんな、落ち着いてくれ

「モテモテだね〜サトシ

「そうじゃの

「ピカ

「博士もケンジもピカチュウも見てないで助けてよ!」  



ここはカントー地方マサラタウンにある、世界的権威のポケモン博士でポケモン川柳でお馴染みのオーキド博士の研究所である。

現在ここの主のオーキド博士とその助手のケンジ、そしてつい最近シンオウ地方から帰ってきたばかりのポケモントレーナーサトシがおり、この研究所に預けてあるサトシのポケモン達が一斉に久しぶりに会うサトシに群がったのである。

「だって、みんなサトシに会うのは久しぶりなんだから」

「そ、そうだけど

「なら、いっぱい遊んであげなきゃ


「…ケンジは見てるだけだからそんなことが言えるんだよ


「ところで、サトシ。シンオウ地方にいつ出発する予定じゃ?」


「えっ…と、確か二週間後にシンオウ地方行きの船が出るのでそれで……って、うわっ、ちょっとみんな」

「もう、出発する予定かい?」

「ポケモン達も一緒に遊びたいじゃろうに…」

「ピカ…」

「みんな引っ張るな!乗るな!早く降りてくれ〜」
「サ、サトシ?」


「とうとうサトシかポケモン達から見えなくなってしまったの


「………ビカ


すると、今まで(サトシはボクとずっと一緒にいたから、めったに会えない彼らをサトシと遊ばせてあげよう)と思っていたピカチュウだが……嫉妬&ヤキモチによるイライラがピークに達し…その怒りは両頬の電気袋に凄まじい勢いで蓄電されていき)

「…ビ〜カ〜

「ピ、ピカチュウ?」

「いかん早くこの場を離れ…」

「早く誰か助け…」

しかし、すでに遅く

「ビ〜カ〜チューウ
「「「「「ギャァ〜〜〜〜( ̄□ ̄;)!!」」」」

この場にいるピカチュウ以外の全員が怒りの十万ボルトを食らったのであった
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