レブル長編
□第1章『最初の出会い』
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「よし、よくやったぞフッシー…ん?」
フッシーをボールに戻そうとしたが少し様子が変だった
フーフー、ブルブル
「どうした、フッシー!?」
慌てて図鑑を取り出すと
そこには…
『おめでとう!フシギダネはフシギソウに進化した!』
改めて、図鑑から目をはなし、フッシーがフシギソウに進化したのを見て
「やった!」
思わず拳を握り喜んでいると
パチパチパチパチ
後ろから拍手が聞こえた
「ん?」
突然の拍手に振り返ると、そこには1人の少女がいた。
整った顔だちに、腰まであら長い茶色の髪、ノースリーブの黒いワンピースを着た女の子で、少なくとも今まで、会ったことはなかった美少女だった。
「あのどち」
ら様ですか?と聞こうとしたら
「ステキ!素晴らしいわ!」
と、さえぎられてしまい
「進化おめでとう!」
と言われたので
「え?ああ…ありがとう」
と思わず答えてしまった
「あなた、強いポケモントレーナーなのね、戦いっぷりたっぷり見せてもらったわ」
「ま、まあね///」
突然美少女にほめられて、顔が少し暑くなるのを感じながら照れてしまった。
「でも……惜しいわね。」
「?」
「アイテムがあればもっと強くなれるのに……。」
「アイテム?」
美少女は持っていた袋から見たことのないアイテムを次々取り出し
「そ、ポケモンを強くするアイテムよ」
「これはね、『プラスパワー』攻撃力があがるのこれは…。」
突然、商品を説明し始め、ペースをのまれレッドはたじたじだったが
「あ…あのさ、オレ、こういうのは…。」
目の前の美少女には悪いけど、いらないと断るつもりだったが、向こうも断るとわかったのか
とたんに悲しそうな表情になり、手を前で組み、レッドに上目遣いで
「………いらないの?」
と言われ……女の子に免疫がないレッドは思わず……
「……。い…り…ます」
と答えるしかなく、少女は目の前で顔を赤くした少年に抱きついて、
「/////っ!?」
とたんに少年が驚いているのを確認しながら、
「ありがとーっ、全部まとめて6000円よ」
と売り付けた
そしてレッドは気付かなかった、抱きついている少女の顔がにやついているのに