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□好きでいさせて
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『みんなー、朝ご飯出来たよ』


いつも通り朝ご飯を並べ、七人隊の皆を呼ぶ。

それが私、名無しさんの日課。



煉「名無しさん、いつもすまないな」

『ううん、全然いいよ!』

睡「おっ、今朝は芋の味噌汁か〜♪」

霧「………zZZ」



それぞれ起きて来て、自分達の席へと座る。

ある二人を除いて……



煉「あ、また大兄貴と蛇骨、寝坊してんな。名無しさん、多分大兄貴の部屋で二人寝てるから呼んで来てやってくれないか?」


『え…………』


霧「昨晩も煩くてまいっちまうぜ〜、特に蛇骨の喘ぎ声がよ」

睡「あ、そっか。霧骨の部屋、大兄貴の部屋の隣だもんな」




ああ、昨晩もだったんだ…。




煉「名無しさん?どうした?」


『ううんっ!何でもない!二人、起こして来るね』



そう言い、居間を出て蛮骨の部屋へと向かった。




また、だ……。

また、胸が苦しくなる。

泣きたくなる光景を、見なくてはいけない。




『蛮骨、名無しさんだよ。入るよ?』



静かに襖を開け、最初に見えたのは



『―…っ!』
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