*.main..【SHORT】
□思い出せよ。
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それは、とある昼下がり。
蛇「名無しさん〜『きゃーっ!!泥棒ーー!!!』ふぇ!?」
蛇骨を見ながら、怯える名無しさん。
えーっと?
何故こんな事になったんだっけ?
***二時間前。
霧「げへへへ…出来たぜ、霧骨様特製の惚れ薬がよ」
自室で怪しい笑みを浮かべる霧骨。
その右手には、竹筒に入ったピンク色の液体が。
霧「これを名無しさんに飲ませれば、名無しさんは俺に夢中ってわけだ……」
その時。
『霧骨〜、洗濯物渇いたから持って来たよ』
何とも良いタイミングで、部屋に入ってきた名無しさん。
霧「あ、ああ…ありがとな」
『あ、それって新しいお茶!?ラッキー♪私、喉渇いてたんだよ〜』
そう言い、霧骨から竹筒を奪うと、勢い良く全て飲み干した。
霧「あ、あ、あー…(汗)」
流石の霧骨も、罪悪感があるのか、少し焦っている。
霧(ま、いいか。これで名無しさんは俺のものだし…)
『ぷっはー!これ結構美味し…い、じゃ………』
名無しさんが薬を飲み干した、その瞬間…。
シュー…………
と、名無しさんの身体からピンク色の煙が……
そして。