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□俺はおめぇを手放せない
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月明かりに濡れ、静かな空気が漂う深夜。
しかし、俺の部屋だけは違う……。
『…っ、はぁっ…は……っ』
響くのは、女の乱れた呼吸と
蛇「もうへたばんのかよ。もっと楽しませろっつーの。」
狂気に満ちた、俺自身の声。
布団の上で、裸でグッタリとしている女は、俺の恋人の名無しさん。
名無しさんの秘部からは、先程俺が吐き出した欲望が、流れている。
そして、一番今の俺を興奮させてるのは……
『…も、痛くて……睡骨呼んでっ……』
俺が、ついさっき蛇骨刀で傷を着けた、名無しさんの腕と太股。
深紅の血が流れ、真っ白の布団を汚している。
蛇「あ?おめぇ、睡骨にも抱いて欲しいのかよ?」
そう言い、足で名無しさんの秘部を踏むと、名無しさんはビクッと反応した。
『…んっ。ちっ、違っ………手当て、して欲しっい、の………』
蛇「けっ。どうだか…」
……本当はよ、分かってんだ。
名無しさんが俺一筋だって事。
でもよ、しょうがねぇだろ?