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□雪白の月
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蛇「名無しさんー。」

『ん?』

蛇「ぶーす」

『なっ……!』


からかわれ、顔を真っ赤にして俺の胸を叩く名無しさん。

これが、俺らの日常的な風景。


ちなみに今日は戦がなく、七人隊全員のんびりとした時間を過ごしている。

蛮骨の大兄貴は縁側で、蛮龍を磨き、煉骨の兄貴は銀骨の手入れ。

睡骨と霧骨は二人で将棋して、凶骨は………知らね(笑)


んで、優しい俺は恋人の名無しさんに構ってやってるってわけ。



蛇「悔しかったら俺より美人になってみやがれってんだ!」

『うー…。蛇骨のばかあっ』


そう言って、名無しさんはそっぽを向いた。

目を伏せて、拗ねてやがる。



あ…またかよ。

この、すぐ拗ねるっつーの俺、あんま好きじゃねーんだよな。
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