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□第二話
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蛇「うっめー!!何だこれ、スゲー美味ぇ!!」
『そ?良かった♪』
何だかんだで居候になった蛇骨。
晩御飯でハンバーグを作ってあげると、美味しそうに全て平らげた。
そんな、無邪気に手料理を食べてくれる事が嬉しくて自然に笑みが零れる。
蛇「ふ〜、満腹満腹〜」
『沢山食べてくれて、作り甲斐があるわ〜♪』
少し、この人と暮らすの楽しそうだな、なんて思ってしまう。
蛇「おめぇ、色気ねえけど料理は天才だな」
…………前言撤回。
私は、お皿を運んでいた足を止め、クルリと方向転換した。
そして、そのまま蛇骨の方へと足を進め
『色気が無くて悪かったわねーーー!!!!!』
蛇「おわっ!!!!」
私が殴りかかると、蛇骨は両手で頭を抑えながら逃げた。
そんな蛇骨を迷わず追いかける。
すると、蛇骨が段差に足を引っかけその場にこけてしまった。
ガンッ!!
と鈍い音が部屋に響く。
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