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□紅い蝶よ永遠に
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俺の名は蛇骨。
七人隊の斬り込み隊長。
んで、女が大嫌いの俺は、兄貴達いわく、変わり者らしい。
ひでぇよなー(笑)
ま、そんな女嫌いの俺にも唯一惚れた女が、居んだけどな。
『蛇骨〜♪』
蛇「名無しさん…」
七人隊の家事担当の名無しさんが、縁側でぼんやりしている俺の元へとやって来た。
『おはよっ』
蛇「ああ……」
こいつが、俺が唯一惚れてる女。
何処が好きかっつーのは、分かんねぇ…。
惚れんのに理由なんて、要らねだろ?
気付いたら好きになってたってやつ。
でも、俺はこいつにあんま深入り出来ねえ。
それは、ただたんにこいつが女だからって訳じゃなくて…
蛮「おい、んなとこで何してんだよ」
『ば、蛮骨……』
七人隊の首領の蛮骨が怖え面して、俺等に近付いてきた。
名無しさんは肩を微妙に震わして、脅えている。