陵辱の地下室
□乙女の願い
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美菜の舌が麗子の下腹部から右の乳房に這い上がる。
柔らかな舌は丹念に麗子の乳房についたローションを掬い取る。
美菜の舌先が麗子の乳首に触れると、麗子は『うっ』といううめき声を上げて仰け反った。
男の愛撫とは違う柔らかな舌遣い。少女とは思えない淫らな笑みを浮かべて美菜が麗子の乳首を弄ぶ。
下から舐めあげ、横から少し押し付けるような愛撫。そして勃起した乳首を甘く噛む。
『だ、ダメっ、美菜ちゃん…』
麗子が思わず呟くと、美菜は嬉しそうに
『麗子さんて感じやすいんですね』
と微笑んだ。
『そ、そうじゃないけど…』
麗子は恥ずかしそうに美菜を見つめた。
『男の人に無理やりされるのと違って気持ちよくなってもらっていいですよ。』
美菜が囁くように告げる。
「こんな幼い子にこんなことされて感じるなんて、私ったら…」
そう頭の中で思う麗子だが、美菜の舌先の動きは麗子の身体の敏感な部分を承知しているかのように、妖しく、淫らに這い回る。
脇腹、脇の下、乳房、鎖骨、首筋、乳首と、麗子が予測しない動きで舌先が麗子を刺激し続ける。
『やめて…お願いだから…』
麗子がはにかみながら美菜に懇願する。
『できません。続けないと私が酷い目にあうことになるから…』
美菜の視線の奥に、この子の強い意思を感じ取る。
「こんな状況に置かれても、この子は必死に生きているんだ。」
麗子は美菜の強い精神力に心を揺り動かされた気がした。
しかし、美菜の舌先は、そんな冷静な麗子の思考回路を少しずつ蝕むように、快楽の刺激を伝え続けてくる。
『あっ』
美菜の舌先が首筋を這い、唇で吸われるとたまらず麗子は喘ぎ声をあげた。
身体の芯が火照り始める。
『むぐっ…』
続けざまに押し殺した声をあげる麗子。立っているのがやっとの状態だが、天井から吊られた状態の麗子は、膝をわずかに曲げることくらいしかできず、手枷の革が手首に食い込む。
美菜は麗子の背後にゆっくりと移動しながら、舌先は麗子の脇腹から離さなかった。
美菜の舌が背後に回ると、麗子はゾクゾクッとする寒気にも似た快感を味わうことになる。
麗子の背中を縦横無尽に這い回る舌先に、麗子は感情のコントロールができなくなっていた。
『嫌っ、ダメっ』
『あっ、うっ』
もはやそんな言葉の繰り返ししか麗子の口からは出てこなかった。
身をよじるようにして美菜の舌先から逃れようとする麗子だが、お互いに自由が利かない縛られた状態ではあるが、動き回れる自由がある分、美菜は的確に舌先を這わせ、唇で麗子の背中についたローションを舐めとっていった。
『あっ、あぁ〜ん』
次第に身体の力が抜けていく麗子であった。