陵辱の地下室
□霞む天井
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暗い室内…
窓はない…
部屋の奥の扉から微かに弱い光が差し込んでいるだけ…
牢獄のような鉄の檻が部屋の1/3ほどの広さで設置され、麗子はその檻の内側にいる…
不気味な器具が部屋の片隅に置かれていて、思い出すと頭の中がパニックになる…
一体、この部屋に連れて来られてからどれくらい時間が経ったのだろうか…
「あの時に戻れるのなら戻りたい…お願い、誰かあたしをあの瞬間まで連れ戻してよ…」
麗子は泣きながらそう思った…
「何であたしが…」
幾つものおぞましい男のいちもつが麗子の身体を貫いた…
数え切れないほどの精液を身体のいたるところで受け止めさせられた…
思い出すと身体が震える…
あの扉の向こうに人の声が集まると、また身の毛もよだつような儀式が始まる…
「いつまであたしはあたしでいられるのだろうか…」
薄汚れたベッドに裸体を横たえ、両腕で自分を強く抱きしめた麗子の頬を再び大粒の涙が伝って落ちる…
「もう枯れるほど泣いたはずなのに…でも、涙が枯れたらあたしは終わりかも知れない…」
天井が霞んで見えた…