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□会いに行きます。
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「本当に行くんだな、クラレット」

「えぇ、私はどんなに言われてもいきます」


ガゼルに聞かれ
そう、力強くクラレットは答えた

クラレットの短くなった髪が風に遊ばれる


『無色の派閥の乱』から一年…

彼が…ハヤトがいなくなってから一年が過ぎた…


「私は…あの時、泣いていることしか出来なかった。ハヤトがいない現実をみたくなくて」

「クラレット…」

ガゼルの隣にいたリプレが呟いた

「でもやっと、現実を見れた…
それでやっとやらなきゃいけないことが分かったの…
泣いてるんじゃなくてハヤトを探しに行かなきゃいけないことに気付いたの」


一年間泣くだけないた、自分がまだ泣くことができることに驚きながら

泣くことしかできない自分に嫌気がさしながら…

そして…泣くことに疲れた時に私は気付くの、泣いているだけじゃかわらないこと…
遅いスタートラインでもそのことに気付いた

「だから行くの。パートナーである私がハヤトを探したいから」

「そっか…。クラレット、これだけは約束して?
ハヤトと一緒にここに帰って来て…ここは皆の家だから、クラレットが帰ってくるのはこのフラットだから」

ここは皆の家…

皆で二人の帰りを待っています

「……ぃ…はい、私絶対に帰ってきます!」

「いってらっしゃい」


「いってきます!」


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