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□さくら サクラ
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サモンナイト/キーハヤ
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『さくら〜 さくら〜

  のやまも さとも〜』




夜、いつものように屋根の上に行ってみると


聞きなれない歌が聞こえてきた



『みわたす かぎ〜り

  かすみか くもか〜』



「ハヤト?」

「あさひ……え?…あっ!!キール!?
いつからそこにいたの!!」


「…さっきだけど、何歌ってたの?」


僕はハヤトの隣に座った


「あぁ、あの歌?俺が住んでたニッポンの歌だよ
この世界でいうアルサックの花を歌った曲」


「…そう…なんだ…」

故郷の歌を歌う…

やっぱりハヤトは元の世界に帰りたいんだろうか


「ねぇ?ハヤ「別に帰りたいなんて思ってないよキール」


僕が言うのより先に笑顔でハヤトに言われてしまった

「言っただろ?キールの隣が俺の場所だって?
たださ、アルサック見てたら思い出しただけだよ」


「そうか…」


「そうさ!!あっ!明日さ、二人でアルサック見に行こうぜ。そんで今度はみんなで花見にしよう!!」


「そうだね…そん時はまた歌ってよ」

「えっ!?下手だからやだ!!」

「下手じゃなかったし、僕が聞きたいんだ」



 さくら さくら

 のやまも さとも

 みわたすかぎり

 かすみかくもか

 あさひににおう

 さくら さくら
 
 はなざかり…


歌手・童謡・唱歌
作詞:日本古謡
作曲:日本古謡

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