Book

□愛の言葉
1ページ/1ページ

 鹿猫

「寄るな、触るな、引っ付くなぁ!!!」

それはいつもの光景である
ジェームズ・ポッター、彼は少し前までは、今現在好きだ惚れたと付きまとっているセブルス・スネイプ、彼を徹底的にイジメていた

セブルスをからかい、時には酷い怪我や呪いを浴びせることなど日常茶飯だった

それが最近は違う、違う意味でセブルス・スネイプという人間を追いかけ回している


「酷いなぁセブは、そんな事言わないで、僕は本当に君を愛してるのに…」


「あっ、愛だと!?…貴様よくそんな恥ずかしい事を堂々と!!」


「なんで?好きだから言ってるんだよ、今まで君の事を散々イジメて悪かったと思ってる、でもそれは君が好きだからイジメてたんだ、ごめんね。これからはからかいの言葉じゃなくて、愛の言葉を君に上げるよ」


「う、うるさい!!そんなもの僕はいらないからなっ」


顔をゆでダコみたいに真っ赤にしてセブルスは走って行ってしまった



「あはっ、可愛いなぁ。大好きだよセブ」


僕の愛の言葉に真っ赤になって逃げてく君

真っ赤になって逃げるんだから僕の事を意識し始めている証拠だ



いつか君から愛の言葉を聞けることを楽しみにしてるからね?

2011.02/20 雪梅

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ