Book
□幸せ
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春告げの鳥EDのそのまた未来
未来救世主:白幸
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僕はこの搭から出たことがない…
それを不便だとか、不満だと思ったことは一度としてなかった…
そんな僕の所へ桜色した男が来るようになった…
いつもニコニコと笑いながら…でも笑っているようには見えない不思議な笑顔を張り付けて…
そして僅かな血の匂いも張り付けながら…
彼は人を殺す…
世界の為に…
僕の為に…
その綺麗な白い指を赤く紅く汚す
そんな貴方に僕は何が出来ますか…
知っています。
貴方が僕の所へ来るときは誰かを殺した時
その笑顔の下で貴方が涙を流していることを
泣かないで欲しい
でもそれは僕には言えない台詞
でもどうか…どうか
貴方は幸せになって下さい、その名のように
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